平屋の注文住宅を建てるメリット・デメリットについて解説！

平屋の注文住宅をご検討していますか？平屋というと、日本家屋に代表される住みやすさを重視した建物です。最近は若い世代が住みたくなるようなデザイン性の高い平屋も造られています。では、平屋とはどんなものでしょうか。今回は、平屋の注文住宅を建てるメリット・デメリットについて解説します。

平屋の注文住宅を建てるメリット

平屋とは、1階建ての建物のことです。一時期は、平屋よりも2階建て以上の住宅がよく建てられていました。ところで最近は若い世代にも注目されるようになり、平屋を建てる人が増えてきています。では、平屋の注文住宅を建てるメリットとは一体どんなものでしょうか。こちらで詳しく解説します。

1つ目のメリットが「家族同士のコミュニケーションがよくなること」です。平屋であれば、家族で触れ合う機会が増え、会話も増えていきます。逆に、2階建て以上の建物になると、家族であっても触れ合いの回数が減り、結果会話も少なくなります。また、家族が1階と2階に分かれて過ごすと、相手が何をしているのか、考えているのかも分からなくなります。ところが平屋になると同じフロアにいるので、廊下ですれ違う機会も増え、気軽に話しかけやすくなります。そうすることで家族同士のコミュニケーションがよくなっていきます。

2つ目のメリットは「生活動線が機能的にまとめやすいこと」です。平屋にすると、設計するときに平面図が1枚でよく、俯瞰して設計できます。間取りの配置がしやすく、生活動線を機能的にまとめることができます。具体的には1階部分を東西南北で、エリア分けをします。人が集まるエリアを南側、寝室を北側、水回りを東側、老人を西側に配置します。このようにエリアの配置がしやすく、結果的に生活動線が機能的にまとまりやすくなります。もし2階建て以上になると、1階と2階で振り分けが発生します。そうなるとエリア分けが複雑になり、生活動線も機能にまとめにくくなります。

3つ目のメリットは「地震に強い構造の家になること」です。平屋であれば、ワンフロアのみに地震に対する防災機能を集中できます。具体的には1階の基礎部・土台部に「制振機能・免振機能」を集中して設置できます。ワンフロアのみなので、検査やメンテナンスもしやすくなります。結果、地震に強い構造の家にできます。

4つ目のメリットは「メンテナンスがしやすい家になること」です。平屋であれば、ワンフロアのみのメンテナンスに集中できます。建物が1階にすべてあるので、材料を渡したり工事をしたりするとき1階ですべて完結します。屋根にも登りやすく、2階建てよりも安全に安くメンテナンスをできます。

平屋の注文住宅を建てるデメリット

暮らしやすい平屋の住宅ですが、残念ながらデメリットもあります。では、平屋の注文住宅を建てるデメリットとは一体どんなものでしょうか。こちらで詳しく解説します。

1つ目のデメリットは「周囲の視線を受けやすいこと」です。平屋は建物のすべてが1階にあります。よって通行人や周囲の人からの視線を受けやすい建物です。とくに玄関などの出入り口や家族が集まるダイニングなどは覗かれる心配があります。周囲からの視線をさえぎるには、目隠しフェンスや庭木の樹木を上手に配置しましょう。

2つ目のデメリットは「浸水のおそれがあること」です。平屋は、ワンフロアなので長雨が続くと、場所によっては床下浸水、床上浸水を起こすリスクがあります。住宅を建てる前に、河川が近くにあるときは長雨の時の水面の高さを、所轄の役所で確認することをおすすめします。

3つ目のデメリットが「固定資産税がよけいにかかる可能性があること」です。仮に2階建て住宅を、そのまま平屋にすると、敷地面積が増えることから、固定資産税が余計にかかってしまうことがあります。もし敷地面積が増える場合には、固定資産税に関しての注意が必要です。

平屋の注文住宅を建てる際に注意するべきポイント

平屋で、注文住宅を建てる際にはどんなポイントに注意すればよいのでしょうか？平屋を建てるときに注意するポイントは、防犯機能を高めることです。理由は、平屋は出入り口や開口部がすべて1階に集中しているからです。不審者にとって1階は侵入の難易度が低く入りやすい環境です。対策としては、境界線には目隠しフェンスを建て、掃き出し窓の防犯機能を高めることをおすすめします。

まとめ

今回は、平屋の注文住宅を建てるメリット・デメリットについて解説しました。平屋は住みやすく、家族が1つになれるため、あらゆる世代におすすめできる住宅です。当然平屋にもメリット・デメリットはあります。できるだけ平屋のよい面を生かして、家族の生活にぴったりと合った平屋を購入してください。本記事が、平屋購入の参考になれれば幸いです。

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